今、地球の人口は、約66億人です。
 アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア世界5大陸に分布し生活しています。
飽食の時代と言われますが、この多くの人間が生きるためには食料が必要です。

 でも、世界に目を向けると、人口66億人の3分の1の人は、食事を1週間に1度くらいしか食べられません。
その他の、3分の1の人は、食事を1日に1回くらいしか食べられません。
残る3分の1の人は、毎日3回、朝、昼、晩と満足に食事ができる人達です。
なぜ全員が、1日3回の食事ができないのでしょうか?
それは、戦争や環境破壊などで、国が滅び食料が不足しているからです。

 皆さんは、どのグループに属していますか?
毎日、朝、昼、晩と3回の食事ができる幸せなグループですよね!
でも、食事の時、好き嫌いを言っていませんか? ご飯やおかずを残して、食料を粗末にしていませんか?
食事が出来ることが、当たり前の事だと思っていませんか?

 肉や魚、お米や野菜を作ったり、提供してくれた人達に感謝して食事をしていますか?
今、地球上には、満足に食事も食べられない人達が大勢いることを考えれば、自分達が置かれた立場が、いかに幸せかを理解し、感謝する気持ちがとても大切です。
「忘れがちな感謝の気持ち」を、今一度考えてみてください。

福井清天(元BVS隊長)

ボーイスカウト東京文京第5団